パッケージが白っぽかったり「ホワイト~」というような商品名だと一瞬、美白化粧品かと思った、、、なんて経験ありませんか?
当然ですが、美白化粧品とは・・・『美白成分が配合されているもの』
そして、美白成分にはいくつか種類があり、それぞれ働きかけるタイミングが違います!自分に合った化粧品選びは美肌への近道!美白成分について、しっかり知識を持っておくとよいでしょう!!
美白成分ってなに?
『美白成分』とは“メラニンの生成を抑える”もの!
紫外線に当たると、肌の中で「メラニンをつくれ!」と指令がでます。
そこで、メラニン色素がつくられ始めますが『メラニン色素を製造するプロセスを、どこかの段階で抑えるのが美白成分の働き』
ちなみに、美白=「肌を真っ白にしてくれるもの」と思われがちですが、それは誤解です×
あくまでも、『メラニンの生成を抑える』のが美白成分の働き。
メラニンによるものでないニキビ跡の赤みなどに効果なし!
ただし・・・ビタミンC誘導体だけはニキビ跡の赤みに有効!!
美白成分の種類
美白成分とひとことで言っても種類はたくさんあります。
その中でも厚生労働省が認めている“医薬部外品”でよく使われる美白成分をいくつか紹介します。
*医薬部外品とは・・・
医薬品と化粧品の中間に位置するもの。
何らかの肌への効果が認められているもの
として、厚労省が認可した成分を化粧品に
使用した場合に「医薬部外品」と表示ができる。
ビタミンC誘導体がすごい!
やっぱり一番のオススメ!!
リン酸型ビタミンCなどビタミンCを肌に吸収しやすい形に変えたもの。
美白だけでなく抗酸化や毛穴の引き締めアンチエイジングやニキビの炎症も抑えるなど、さまざまな効果をもつスーパー成分。
クリームより水に配合した方が安定性が高まるので、化粧水で使用するのが適している。
化粧水で美白効果を望むならビタミンC誘導体入りにしましょう!
アルブチン
もともとは苔桃から抽出された成分。濃度が高いと肌に刺激になることがある。
コウジ酸
みそやしょうゆなど、麹菌由来の成分。
エラグ酸
いちご由来の成分。
ルシノール
北欧のもみの木に含まれる成分をヒントにしてつくられた成分。
ルシノールは商標名で、科学名は「4‐n‐ブチルレゾルシノール」
リノール酸
サフラワー油などの植物油から抽出される。
カモミラET
ハーブのカモミールに含まれる成分。抗炎症作用も併せもつ。
トラネキサム酸
もともとは抗炎症剤として使われていたトラネキサム酸を美白成分として開発したもの。
4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
慢性的なターンオーバー不調に着目して研究開発された成分。
マグノリグナン
植物に含まれる天然化合物をモデルにしてつくられた成分。
プラセンタエキス
豚の胎盤から抽出された成分ナド・・・
油溶性甘草エキス(グラブリジン)
天草という漢方薬から抽出した成分。消炎作用もあるので、かぶれにくく、肌の弱い人でも比較的使いやすい。
ほとんどの有効成分は美容液に豊富に含まれている!
美容液って「容量が少ないのに高いなぁ~」って思うことありませんか?
それは、他のアイテムに比べて美容成分が高濃度に配合されているため!
美容液はスキンケアのメインとなる重要なアイテムなんです!!
保湿、美白、アンチエイジングなど自分がなりたい肌になるためには必要な成分が美容液に配合されていることが重要!!
美白ケアをメインに行いたければ美容液に美白成分が含まれているものを選びましょう!
だた、ビタミンC誘導体だけは別。
水と相性が良いので化粧水に含まれていると効果大です!
ちなみに、美容皮膚科でよく処方されるのはビタミンC誘導体やカモミラETなど抗炎症効果のある成分。
かぶれにくく、アンチエイジング効果も同時に期待できるためです。
美白成分は種類によって働きかけるタイミングに違いがある!!
メラニン色素が作られるプロセスと共に各段階によって有効な美白成分の種類を知っておきましょう!
STEP1:メラニンを作る指令が出される
紫外線が表皮細胞にあたると肌の内部を守ろうとして表皮細胞から
などの情報伝達物質が分泌される。
これらの物質がシミのもととなるメラノサイトに「メラニン色素をつくれ!」と指示を出すのが第一歩。
「メラニン色素をつくれ!」という指令を与えているエンドセリンなど『情報伝達物質の働きを抑制してくれる美白成分』
- カモミラET、
- トラネキサム酸、
- t-AMCHA(t-シクロアミノ酸誘導体)など
STEP2:メラニンがつくられ始める
メラノサイトに届くとメラノサイトの中でメラニン色素がつくられ始める。
などの情報伝達物質がはじめにくつられるのが「チロシン」というアミノ酸。
次にメラノサイトにのみ存在するチロシナーゼという酸化酵素が働いて、すぐにメラニン色素へと変化してしまう。
『メラニン色素に変換してしまうチロシナーゼの働きを抑制する美白成分』
- アルブチン、
- コウジ酸、
- エラグ酸、
- ルシノール、
- ビタミンC誘導体、
- プラセンタエキス
- トラネキサム酸、
- 油溶性甘草エキス(グラブリジン)など
美白化粧品のほとんどはこれに該当します。
『メラニン色素に変換してしまうチロシナーゼ自体を減らすように働く美白成分』
リノール酸など
STEP3:表皮細胞へ送り込まれる
メラノサイトで作られたメラニン色素は表皮細胞へと徐々に受け渡されていきターンオーバーと共に角質へと上がっていき古くなった角質と共にはがれ落ちます。
しかし、なんらかの影響でメラノサイトが過剰に活動しメラニン色素が作られ続けたりターンオーバーが遅れたりすると・・・メラニン色素が残り結果“シミ”が出来てしまうのです。
『この段階では、有効な美白成分なし』ですが・・・ピーリングが有効!!
美白成分とは・・・『あくまでもメラニン色素が出来るプロセスに働きかけるもの』
なので、ここまで来ると残念ながら効き目はありません。
ターンオーバーは加齢とともに遅くなりメラニンが排出できなくなります。
そこで、、、ピーリングを行なうとターンオーバーを早める効果によって、メラニン色素を排出するスピードがアップすることになります。
また、ピーリングをすると余分な古い角質が取れるので美白成分の浸透が高まるという効果もあります。
美白ケアは一年中が必須!!
日焼けが気になる夏場だけ美白ケアをすればいいと思っていませんか?
多かれ少なかれ紫外線は一年中季節を問わず、降り注いでいます!!
当然のことながら肌内部のメラニンは活動しているので美白化粧品を使わなければメラニンの活動を抑えきれずシミとして現れてしまうのです。
頑張っているのに~と思っていても夏だけじゃダメなんです!!
美白マスク(パック)などでだけではなく、毎日行なう化粧水・美容液・乳液などで取り入れましょう!
参考までに、こちらでアンチエイジング対策で効果があった化粧水をランキング形式で紹介しています。