一口に保湿成分と言っても
種類は沢山あります!
どんな成分が、どのような方法で水分をキープ
してくれているのか知っておくと
肌の状態に合った化粧品が選べ
効率的に保湿ケアができるようになりますよ!
ここでは、3つタイプをご紹介します。
1:水分を挟み込むタイプ
このタイプは、水をサンドイッチ状にはさみこんで
しっかりキープする性質があります。
代表的な成分がセラミド!水分保持能力は最強です!!
セラミド
細胞間脂質の約40%を占め
水分を強力に挟み込んでキープします。
湿度が下がっても、水分をキープできる
最強の保湿物資。
スフィンゴ脂質(スフィンゴリピット)、ステアリン酸
セラミド以外の細胞間脂質。
保湿力はセラミドより弱い。
水素添加大豆レシチン
大豆から抽出される成分。
2:水分を抱え込むタイプ
真皮にもともとある成分などがよく使われます。
ただし、これらを肌に使った場合、真皮まで吸収されることはなく
角質内保湿として働きます。
湿度が下がっても、水分を抱え込んだままキープしてくれるのです。
スキンケアアイテムのほか、ボディケアアイテムやハンドクリームにも
よく配合されています。
ヒアルロン酸
真皮にあるゼリー状の物質。
200~600倍の水分を蓄える力がある。
敏感肌の人におすすめ。
コラーゲン
真皮では弾力を保つ働きをしているが
化粧品として配合される場合は、保湿成分となる。
残念ながら真皮までは吸収されない。
エラスチン
これも真皮にある物質。保湿力が強いため
化粧品に配合されることもある。
ヘパリン類似物質
血液中のヘパリンという成分に水分含有力があることから
類似の成分を保湿成分として応用したもの。
医薬品にも使われている。
3:水分をつかむタイプ
水分を吸湿する性質がありますが、冬場など湿度が低いときには
保湿力が下がってしまいます。
天然保湿因子(NMF)
角質細胞内にある水溶性の成分。
アミノ酸や尿素、PCA(ピロリドンカルボン酸)など
約20種類の成分で構成されている。
保湿力はつよくないけれど
サラッとしていて使用感がよいため、化粧水によく配合されている。
PG(プロピレングリコール)、グリセリン、1,3BG(ブチレングリコール)
多価アルコール。吸湿性に優れ、化粧品にはよく使われる成分。
保湿力はあまり強くない。