炭水化物・たんぱく質と並び、3大栄養素と言われる“脂質”
一昔前は太るから控えめにと言われていた“脂質”ですが近年では『食べる美容液』とも言われ、内側から美しくなるのに必要不可欠になりました。
しかし、オイルも種類を選ばなくては『食べる美容液』にはならないのです!!
残念ながら、“脂質”ならなんでもOK!というわけにはいかない。
『食べる美容液』になる良質な“脂質”を多く含む食用オイルとは、いったいどのようなオイルなのでしょうか?
そこで、控えたいオイルと オイルを簡単にまとめてみることにしました。
可能な限り避けたい!ナンバー1オイルはトランス脂肪酸!!
トランス脂肪酸
水素添加された人工的な油(←いかにも悪そう・・・)
体内の活性酵素を増やし、動脈硬化や認知症、アレルギー・アトピーなどの悪影響を指摘されている。
可能な限り避けたいオイル。
〇マーガリン、ショートニング、油の多い菓子、ファストフードなど
全く摂るなとは言わないが摂りすぎには注意のオメガ6!!
オメガ6(リノール酸)
体内で作ることのできない油
悪玉コレステロールを減らすが、取りすぎると善玉コレステロールも減少させてしまう。
アレルギーやアトピーなどを悪化させると言われている。
〇ごま油、コーン油、大豆油など
オメガ6とは真逆の効果を持つ、体質改善に効果絶大で積極的に摂りたいオメガ3!
オメガ3(α-リノレン酸)
体内で作ることのできない油
中性脂肪を減らし、善玉コレステロールを増やす。
オメガ6の摂りすぎで発生した炎症を抑制(アレルギーを改善)したり
美肌・ダイエットなど多くの効果があるといわれている。
熱に弱く酸化しやすいため、加熱調理には不向き。ドレッシングなどが良い。
あのモノマネメイクのざわちんで一躍有名になり
しばらくスーパーの棚が姿を消していたえごま油がそうです。
〇亜麻仁油、えごま油、しそ油、青魚、くるみなど
身体にいいオイルの代表 オリーブオイルに多くまれるオメガ9!!
オメガ9(オレイン酸)
体内で作ることのできる油
動脈硬化などの生活習慣病の予防や、血液中の悪玉コレステロールを減らす働きがある。
オリーブオイルに含まれているオレイン酸が不飽和脂肪酸の中では最も酸化しにくいため
中温程度の過熱料理であれば使えるのが特徴。
〇オリーブオイル、こめ油など
注目度ナンバー1!太らないオイルとして有名なココナッツオイルが多く含む中鎖脂肪酸!
中鎖脂肪酸
中鎖脂肪酸は血液を循環せずに直接肝臓に送られるため、
長鎖脂肪酸(肉の脂など)の4倍の速さで吸収、10倍の速さでエネルギーに変換されます!
すぐに代謝のためのエネルギーとして使われるため基礎代謝がアップ↑。
体に脂肪がつきにくくなるわけです。
さらに、すでについてしまった体脂肪も燃えやすくしてくれる
美容・健康・ダイエットへの効果が絶大でマイナス要因なしの脂質。
〇ココナッツオイルなど
いかかがでしたか?“脂質”と一言で言っても様々な種類がありましたね。
ちなみに、ここに上げたもの意外に長鎖脂肪酸(肉の脂など)や
短鎖脂肪酸(バターなど)の“脂質”もあります。
それぞれのオイルが持つ“脂質”の種類を知ることで
調理方法によってオイルの使いわけも出来るようになります。
私は揚げ物、炒め物する時は米油を使うようになったし
トーストにはココナッツオイル、サラダにはオリーブオイルかエゴマ油をかけるようになりました。
少しずつの積み重ねですが、10年後20年後がより良く過ごせていることを願いつつ・・・